富山赤十字病院

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肩関節外来

診療科紹介

肩関節専門外来では、青壮年から高齢者、スポーツ障害から関節リウマチまで、幅広く肩関節の不自由を抱えている方を対象に問題解決に取り組んでいます。
主な対象疾患は、肩関節脱臼、投球障害、腱板損傷、凍結肩(いわゆる五十肩)などです。

肩関節脱臼の手術表示

肩関節脱臼は10代から20代で外傷をきっかけに起ることが多く、高率に反復性脱臼となます。そして、スポーツ活動に支障をきたすだけでなく、シャツに袖を通しただけでも脱臼してしまうことがあります。
このような方には手術治療を行います。

写真1

写真2

肩関節脱臼の関節鏡(カメラ)による手術では、脱臼によって剥がれ落ちた関節唇と呼ばれる組織(写真1)を元に位置に修復します(写真2)。

野球選手の投球障害肩の手術表示

野球選手の投球動作の負担で、関節の一部が硬くなったり、軟骨が傷んだりすることがあります。通常は投球フォームの改善などで対応しますが、状態によっては手術を行うことがあります。

野球選手。前方関節唇の引っかかりを取り除き、関節唇の剥離部を固定した。症状は消失した。

肩関節の腱板断裂の治療表示

腱板断裂は中高年の肩関節痛の原因として頻繁にみられる病態です。五十肩と患者さん自身が思い込んでしまい、発見が遅れることも少なくありません。動かす時に激痛を感じたり、肩を下にして眠れない等の症状が特徴的です。
診断には診察の後MRI検査を行います。
治療は、まず、ブロック注射で痛みの緩和を行います。何度注射しても痛みが良くならないときには、手術で腱板断裂部の修復を行います。

腱板修復手術前と手術後3ヶ月のMRI画像

凍結肩(いわゆる五十肩)の治療表示

五十肩とは
肩関節腔が何らかの原因で
癒着し関節包がカチカチに拘縮を生じた状態(Frozen shoulder)

凍結肩(いわゆる五十肩)は、肩関節の周囲の筋肉の柔軟性が失われることや、関節自体が固く癒着することが原因となって、肩関節が動かせない状態です。肩関節拘縮、癒着性肩関節包炎という言い方が状態を適切に表現しています。

治療は、まず肩関節のストレッチを覚えてもらい、毎日続けてもらいます。また鎮痛剤や、ヒアルロン酸の関節内注射も必要に応じて行います。半年くらい経過しても改善が乏しい場合や痛みが強い場合には関節鏡手術で、関節の癒着を剥がし、固くなっているところを切って状態の改善をはかります。

鏡視下関節包解離術(凍結肩の手術)表示

棘上・棘下筋腱部の関節包の解離と烏口上腕靭帯の解離によって関節の柔らかな動きを回復させる。

外来担当医

肩関節外来は予約が必要です。詳しくはお問い合わせください。

 
整形外科 1診 午後2:00~4:00       杉森  

スタッフ紹介

杉森 一仁(すぎもり かずひと)
リハビリテーション科部長/リウマチセンター長/救急部副部長
専門領域 整形外科一般・関節外科(肩、肘を中心に)
資格・学会 日本整形外科学会(専門医)
日本リウマチ学会(指導医)
日本体育協会(公認スポーツドクター)
日本肩関節学会
日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会
日本肘関節学会