日本赤十字社　富山赤十字病院

当院について

お知らせ

平成30年度 富山赤十字 病院指標

平成30年度 富山赤十字 病院指標

医療法における病院等の広告規制について（厚生労働省）
  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）
  3. 初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）
  7. その他（ＤＩＣ、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）

1.年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0 ～ 10 ～ 20 ～ 30 ～ 40 ～ 50 ～ 60 ～ 70 ～ 80 ～ 90 ～
患者数 710 196 298 484 624 791 1517 2256 2103 638
当院は富山医療圏の中核病院として様々な年代の患者を受け入れています。特に60歳代～80歳代が多く60歳以上の患者が全体の約65％以上を占めています。また、周産期医療、小児医療の体制も充実しており10歳未満の患者も多いです。


2.診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）ファイルをダウンロード
内科
診療科コード 診療科名 DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢
010 内科 060100xx01xx0x 小腸大腸の良性疾患（良性腫瘍を含む。）　内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術　定義副傷病 なし 450 2.04 2.67 0.00 66.33
010 内科 040081xx99x00x 誤嚥性肺炎　手術なし　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 214 20.52 20.92 0.33 85.31
010 内科 050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患　手術なし　手術・処置等１ １あり　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 214 3.10 3.01 0.01 68.78
010 内科 050130xx99000x 心不全　手術なし　手術・処置等１ なし　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 147 21.00 17.66 0.12 83.79
010 内科 050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患　経皮的冠動脈形成術等　手術・処置等１ なし、１,２あり　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 120 4.88 4.47 0.01 70.49
急性心筋梗塞に対する緊急カテーテル治療を含めた、心臓（冠動脈）に対するカテーテル治療・検査を、他の病院・診療所と連携しながら多く行っています。次いで、多いのは死因第３位でもある肺炎や誤嚥性肺炎、心不全による緊急入院です。なお、内科の主な入院である大腸ポリープの入院は、情報の公表において集計の対象外となっているため、データは記載されていません。

小児科
診療科コード 診療科名 DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢
100 小児科 040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症（その他）　定義副傷病 なし 146 5.10 6.19 0.01 0.98
100 小児科 140010x199x00x 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害（出生時体重2500g以上）　手術なし　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 62 4.84 6.17 0.02 0.00
100 小児科 0400801199x00x 肺炎等（1歳以上15歳未満）　手術なし　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 56 4.68 5.71 0.00 2.46
100 小児科 060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎　手術・処置等２ なし 46 3.50 5.42 0.00 5.15
100 小児科 040100xxxxx00x 喘息　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 46 4.39 6.62 0.00 2.26
肺炎などの感染症が最も多く、4日程度の入院治療を行っています。今後も、地域のかかりつけ医と連携し、入院を必要とする患者さんを受け入れられるよう体制を整えます。

外科
診療科コード 診療科名 DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢
110 外科 060160x001xxxx 鼠径ヘルニア（15歳以上）　ヘルニア手術　鼠径ヘルニア等 77 4.55 4.96 0.01 70.47
110 外科 060335xx02000x 胆嚢水腫、胆嚢炎等　腹腔鏡下胆嚢摘出術等　手術・処置等１ なし　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 53 6.19 7.30 0.00 60.75
110 外科 060035xx0101xx 結腸（虫垂を含む。）の悪性腫瘍　結腸切除術　全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等　手術・処置等１ なし　手術・処置等２ １あり 40 21.73 30.09 0.03 76.68
110 外科 060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞　手術なし　手術・処置等１ なし　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 39 8.82 8.95 0.03 75.44
110 外科 060150xx03xxxx 虫垂炎　虫垂切除術　虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 27 4.67 5.49 0.00 33.67
胆石による胆嚢疾患や大腸がんなどの腹腔鏡下による手術を多数行っています。それ以外にもがん患者に対する手術（食道、胃、肝胆膵、大腸、乳房、甲状腺など）も多く行っています。
整形外科
診療科コード 診療科名 DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢
120 整形外科 160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折　人工骨頭挿入術　肩、股等 175 20.33 26.30 0.71 84.26
120 整形外科 160690xx99xx0x 胸椎、腰椎以下骨折損傷（胸・腰髄損傷を含む。）　手術なし　定義副傷病 なし 127 11.60 19.61 0.38 80.41
120 整形外科 070343xx99x20x 脊柱管狭窄（脊椎症を含む。）　腰部骨盤、不安定椎　手術なし　手術・処置等２ ２あり　定義副傷病 なし 92 3.93 6.59 0.01 70.77
120 整形外科 160760xx97xxxx 前腕の骨折　手術あり 68 4.66 5.68 0.01 52.34
120 整形外科 070350xx99x0xx 椎間板変性、ヘルニア　手術なし　手術・処置等２ なし 64 5.94 10.17 0.00 53.20
高齢者に多くみられる大腿骨骨折の手術や胸腰椎圧迫骨折、腰部脊柱管狭窄症などの症例を多く治療しています。
 
脳神経外科
診療科コード 診療科名 DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢
150 脳神経外科 010060x2990401 脳梗塞（脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満）　手術なし　手術・処置等１ なし　手術・処置等２ ４あり　定義副傷病 なし　発症前Rankin Scale 0、1又は2 32 18.13 16.18 0.41 71.94
150 脳神経外科 010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫（非外傷性硬膜下血腫以外）（JCS10未満）　手術なし　手術・処置等１ なし　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 19 22.00 18.72 0.32 74.58
150 脳神経外科 010060x2990400 脳梗塞（脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満）　手術なし　手術・処置等１ なし　手術・処置等２ ４あり　定義副傷病 なし　発症前Rankin Scale 3、4又は5 14 20.14 20.17 0.36 86.21
150 脳神経外科 010060x2990411 脳梗塞（脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満）　手術なし　手術・処置等１ なし　手術・処置等２ ４あり　定義副傷病 １あり　発症前Rankin Scale 0、1又は2 13 12.92 18.22 0.00 76.00
150 脳神経外科 160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷　その他の手術あり　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 12 9.92 9.69 0.00 78.00
外科的治療が必要な頭部外傷や慢性硬膜下血腫、脳梗塞などの手術を多く行っています。また、脳血管障害の患者さんは地域の医療機関と連携し、他院で継続治療（リハビリなど）を行う場合が多いため転院率は高くなっています。。
 
心臓血管外科
診療科コード 診療科名 DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢
170 心臓血管外科 040040xx97x10x 肺の悪性腫瘍　手術あり　手術・処置等２ １あり　定義副傷病 なし 31 15.94 19.16 0.00 71.97
170 心臓血管外科 110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全　動脈形成術、吻合術　その他の動脈等　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 21 3.38 8.75 0.05 69.57
170 心臓血管外科 050180xx02xxxx 静脈・リンパ管疾患　下肢静脈瘤手術等 19 2.42 2.85 0.00 68.95
170 心臓血管外科 050163xx03x10x 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤　ステントグラフト内挿術　手術・処置等２ １あり　定義副傷病 なし 17 11.18 16.06 0.00 76.88
170 心臓血管外科 050170xx03000x 閉塞性動脈疾患　動脈塞栓除去術　その他のもの（観血的なもの）等　手術・処置等１ なし、１あり　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 15 10.40 5.50 0.00 73.60
呼吸器外科では肺がんや気胸などの胸腔鏡下による手術を多数行っています。心臓血管外科では下肢静脈瘤手術や腹部大動脈瘤に対する低侵襲のステントグラフト内挿術などを多く行っています。これら以外にも、心臓・呼吸器疾患等に係る多くの手術に積極的に取り組んでいます。

産婦人科
診療科コード 診療科名 DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢
220 産婦人科 120140xxxxxxxx 流産 54 1.02 2.45 0.00 33.41
220 産婦人科 120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍　子宮全摘術等 48 10.27 9.87 0.00 45.77
220 産婦人科 120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常　子宮全摘術等 44 7.93 9.70 0.00 33.39
220 産婦人科 12002xxx02x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍　子宮頸部（腟部）切除術等　手術・処置等２ なし 40 3.00 3.20 0.00 40.58
220 産婦人科 120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍　卵巣部分切除術（腟式を含む。）　腹腔鏡によるもの等 34 7.21 6.28 0.00 38.00
地域の中核病院として産婦人科全般の診療を行っています。
  産科は「母子の安全を守りつつできるだけ"自然のお産"を目指す」とし、合併症を有する妊婦に対する分娩や帝王切開による分娩も多数受け入れています。
  婦人科は婦人科疾患の治療を多く取り扱っており、子宮や卵巣の良性・悪性疾患の手術を多く行っています。悪性腫瘍に対しては集学的治療(手術・化学療法・放射線療法等)を、良性腫瘍に対しては低侵襲手術(膣式手術・腹腔鏡下手術等)を行っています。

眼科
診療科コード 診療科名 DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢
230 眼科 020220xx97xxx0 緑内障　手術あり　片眼 12 8.92 8.00 0.00 68.00
230 眼科 020160xx97xxx0 網膜剥離　手術あり　片眼 ‐ ‐ 9.75 ‐ ‐
230 眼科 020200xx9710xx 黄斑、後極変性　手術あり　手術・処置等１ あり　手術・処置等２ なし ‐ ‐ 7.05 ‐ ‐
230 眼科 020220xx97xxx1 緑内障　手術あり
両眼		 ‐ ‐ 11.97 ‐ ‐
白内障手術の入院は、情報の公表において集計の対象外となっているため、データは記載されていません。2018年度は、入院患者数の多い順に白内障手術・緑内障手術・網膜硝子体手術の入院となっていました。

耳鼻咽喉科
診療科コード 診療科名 DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢
240 耳鼻咽喉科 030400xx99xxxx 前庭機能障害　手術なし 89 5.28 5.10 0.00% 61.61
240 耳鼻咽喉科 030250xx991xxx 睡眠時無呼吸　手術なし　手術・処置等１ あり 63 2.00 2.04 0.00% 55.68
240 耳鼻咽喉科 030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 52 6.87 7.89 0.00% 18.88
240 耳鼻咽喉科 030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 48 7.63 7.04 0.00% 53.94
240 耳鼻咽喉科 030428xxxxxxxx 突発性難聴 33 7.73 9.02 0.00% 57.48
めまいや突発性難聴、扁桃炎など急性の症状に対する診療を多く行っています。
また、慢性扁桃炎や慢性副鼻腔炎の手術も多く行っています。

皮膚科
診療科コード 診療科名 DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢
300 皮膚科 080020xxxxxxxx 帯状疱疹 65 8.34 8.98 0.00 68.97
300 皮膚科 080010xxxx0xxx 膿皮症　手術・処置等１ なし 33 10.88 12.51 0.00 68.42
300 皮膚科 080190xxxxxxxx 脱毛症 11 3.00 3.52 0.00 44.91
300 皮膚科 080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍（黒色腫以外）　皮膚悪性腫瘍切除術等　手術・処置等２ なし ‐ ‐ 8.16 ‐ ‐
300 皮膚科 080080xxxxxxxx 痒疹、蕁麻疹 ‐ ‐ 6.36 ‐ ‐
帯状疱疹や四肢の蜂巣炎の症例を多く治療しています。

泌尿器科
診療科コード 診療科名 DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢
310 泌尿器科 110070xx0200xx 膀胱腫瘍　膀胱悪性腫瘍手術　経尿道的手術　手術・処置等１ なし　手術・処置等２ なし 54 5.43 7.20 0.00 74.69
310 泌尿器科 110080xx991x0x 前立腺の悪性腫瘍　手術なし　手術・処置等１ あり　定義副傷病 なし 30 2.17 2.53 0.00 68.40
310 泌尿器科 110200xx02xxxx 前立腺肥大症等　経尿道的前立腺手術等 25 10.28 8.65 0.00 72.52
310 泌尿器科 110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症　手術なし　定義副傷病 なし 15 10.40 12.58 0.13 77.67
310 泌尿器科 110080xx02xx0x 前立腺の悪性腫瘍　精巣摘出術　定義副傷病 なし 11 2.55 6.34 0.00 81.18
膀胱がんや前立腺がん、前立腺肥大症の手術症例も多く、手術は侵襲性の低い経尿道的手術を多く行っています。

3.初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
5大癌 StageⅠ StageⅡ StageⅢ StageⅣ 不明 再発 病期分類基準 版数
胃癌 24 - - 17 35 - 1 8,7
大腸癌 21 24 40 31 24 - 1 8,7
乳癌 - 17 - - - - 1 8,7
肺癌 36 14 16 53 23 33 1 8,7
肝癌 12 14 - - 15 - 1 8,7
※ 1：UICC TNM分類，2：癌取扱い規約
当院では、肺がん、大腸がん、胃がんの入院数が上位を占め、次いで肝がん、乳がんの順となっています。
当院は、富山県がん診療地域連携拠点病院として、内視鏡的治療、胸腔鏡的治療、腹腔鏡的治療、外科手術、抗がん剤治療、放射線治療などを患者さんに合わせた治療を選択し、総合的な医療を提供しています。また、当院では化学療法センターを有し、通院治療を多く行っています。
さらに平成29年4月より9階東病棟に緩和治療病棟を開設し、地域の中核病院として、多数のがん患者さんの受け入れを積極的に行っております。

4.成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
 
重症度 患者数 平均在院日数 平均年齢
軽症 54 9.48 56.94
中等症 221 15.69 79.75
重症 32 16.56 84.28
超重症 14 15.71 86.43
不明 0 0.00 0.00
肺炎は年齢などいくつかの指標で軽症から超重症の４段階に分けられ、原則中等度以上が入院の対象です。
高齢者では、重症でありながら症状がはっきりしないことが多いです。迅速な診断と適切な抗菌薬治療が重要です。
※この集計での成人とは２０歳以上の患者さんを指し、市中肺炎とは、普段の生活の中で罹患した肺炎を指します。
※重症度は市中肺炎ガイドラインによる重症度分類システム（Ａ－ＤＲＯＰシステム）により分類しています。

集計方法
下記、5項目に対して1項目1点として重症度を算出（1点＝重症度1）
①年齢：男性70歳以上、女性75歳以上
③ＢＵＮ≧２１または脱水
③酸素飽和度≦９０％
④意識障害（肺炎に由来する）
⑤血圧 ｓＢＰ≦90mmHG
各項目に一つでも定義以外の値が入っている場合は[不明]として扱う
軽症： 中等症： 重症： 超重症：
0点の場合 1～2点の場合 3点の場合 4～5点の場合


5.脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 173 22.88 77.06 0.39
その他 11 19.91 81.18 0.02
当院では、超急性期血栓溶解療法(tPA静注療法）には24時間365日対応しています。
また、急性期脳塞栓、血栓症に対するカテーテルを用いた急性期血行再建術などの脳血管内治療にも対応しています。
 主に発症から3日以内の急性期脳梗塞の診断、治療を担う急性期病院として迅速に治療を開始することで、早期離床につながり、早期にリハビリテーションを開始することができます。

6.診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）ファイルをダウンロード
内科
診療科コード 診療科名 Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢
010 内科 K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術（長径２ｃｍ未満） 430 0.11 1.09 0.00 66.65
010 内科 K5493 経皮的冠動脈ステント留置術（その他） 112 3.56 4.48 0.02 69.91
010 内科 K6871 内視鏡的乳頭切開術（乳頭括約筋切開のみ） 等 64 2.92 10.83 0.09 73.97
010 内科 K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術（長径２ｃｍ以上） 47 0.06 1.21 0.00 66.79
010 内科 K616-4 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 38 4.00 6.50 0.18 73.26
内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術の治療を多く行っています。次いで、急性心筋梗塞または症状が安定している狭心症に対してステントという金属を血管に入れる治療を多く行っています。そして、胆管結石や胆管狭窄に対する治療の内視鏡的乳頭切開術を多く行っています。内科ではその他にも、心臓カテーテルや内視鏡的治療、骨髄移植など様々な手術を行っています。

小児科
診療科コード 診療科名 Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢
100 小児科 K300 鼓膜切開術 ‐ ‐ ‐ ‐ ‐
100 小児科 K9132 新生児仮死蘇生術（仮死第２度） ‐ ‐ ‐ ‐ ‐
100 小児科 K370 アデノイド切除術 ‐ ‐ ‐ ‐ ‐
100 小児科 K7151 腸重積症整復術（非観血的） ‐ ‐ ‐ ‐ ‐
中耳炎患者に対する鼓膜切開術を行っています。また、腸重積症整復術や新生児仮死蘇生術などの手術を行っています。

外科
診療科コード 診療科名 Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢
110 外科 K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 69 1.54 3.81 0.00 62.16
110 外科 K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術（両側） 59 1.05 2.17 0.00 70.05
110 外科 K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 30 6.10 14.67 0.03 73.20
110 外科 K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術（虫垂周囲膿瘍を伴わないもの） 27 0.22 3.44 0.00 33.67
110 外科 K6335 鼠径ヘルニア手術 20 1.00 3.65 0.05 69.65
腹腔鏡下胆嚢摘出術や腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術、腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術を多く行っています。その他に悪性腫瘍（食道、胃、肝胆膵、大腸、乳房、甲状腺）などの手術も多く行っています。低侵襲手術の腹腔鏡手術に積極的に取り組んでいます。

心臓血管外科
診療科コード 診療科名 Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢
170 心臓血管外科 K610-3 内シャント設置術 22 0.00 1.68 0.09 66.77
170 心臓血管外科 K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術（肺葉切除又は１肺葉を超える） 20 5.20 14.15 0.00 72.60
170 心臓血管外科 K617-2 大伏在静脈抜去術 18 0.28 1.17 0.00 68.50
170 心臓血管外科 K5612ロ ステントグラフト内挿術（腹部大動脈） 18 2.06 11.00 0.00 74.83
170 心臓血管外科 K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術（部分切除） 17 2.76 10.06 0.00 70.47
呼吸器外科では肺がんに対する胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術や気胸などに対する胸腔鏡下による手術を多数行っています。心臓血管外科では下肢静脈瘤に対する大伏在静脈抜去術や腹部大動脈瘤に対する低侵襲のステントグラフト内挿術などを多く行っています。これら以外にも、心臓・呼吸器疾患等に係る多くの手術に積極的に取り組んでいます。

脳神経外科
診療科コード 診療科名 Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢
150 脳神経外科 K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 19 0.63 11.63 0.05 80.42
150 脳神経外科 K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 18 4.11 11.78 0.17 72.56
150 脳神経外科 K178-4 経皮的脳血栓回収術 13 0.00 29.08 0.54 74.31
150 脳神経外科 K1781 脳血管内手術（１箇所） ‐ ‐ ‐ ‐ ‐
150 脳神経外科 K1692 頭蓋内腫瘍摘出術（その他） ‐ ‐ ‐ ‐ ‐
慢性硬膜下血腫の治療には外科的手術が推奨されており、当院でも多数行っています。また、頭蓋内腫瘍摘出術や水頭症手術、クモ膜下出血に対する血管内治療も行っています。急性期脳塞栓、血栓症に対するカテーテルを用いた急性期血行再建術などの脳血管内治療に積極的に取り組んでいます。

整形外科
診療科コード 診療科名 Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢
120 整形外科 K0461 骨折観血的手術（大腿） 等 163 1.60 15.47 0.60 80.88
120 整形外科 K0462 骨折観血的手術（前腕） 等 72 1.19 7.01 0.10 61.43
120 整形外科 K0811 人工骨頭挿入術（股） 等 53 2.49 18.55 0.77 82.60
120 整形外科 K0821 人工関節置換術（膝） 等 49 1.43 17.49 0.04 73.63
120 整形外科 K1342 椎間板摘出術（後方摘出術） 38 2.74 8.84 0.05 65.63
高齢者に多い大腿骨骨折や外傷による骨折手術を多数行っています。

皮膚科
診療科コード 診療科名 Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢
300 皮膚科 K0072 皮膚悪性腫瘍切除術（単純切除） ‐ ‐ ‐ ‐ ‐
300 皮膚科 K0301 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術（躯幹） ‐ ‐ ‐ ‐ ‐
300 皮膚科 K0021 デブリードマン（１００ｃｍ２未満） ‐ ‐ ‐ ‐ ‐
300 皮膚科 ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐
皮膚悪性腫瘍切除術や四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術、皮膚、皮下腫瘍摘出術など皮膚腫瘍の手術を多く行っています。

泌尿器科
診療科コード 診療科名 Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢
310 泌尿器科 K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術（経尿道的手術）（電解質溶液利用） 58 1.50 4.19 0.00 74.52
310 泌尿器科 K8411 経尿道的前立腺手術（電解質溶液利用） 26 2.08 8.04 0.00 73.23
310 泌尿器科 K830 精巣摘出術 17 1.65 4.76 0.06 77.88
310 泌尿器科 K773 腎（尿管）悪性腫瘍手術 13 1.31 8.38 0.00 70.54
310 泌尿器科 K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 11 0.82 13.73 0.00 73.45
膀胱腫瘍に対し尿道から内視鏡を挿入し腫瘍を切除する膀胱悪性腫瘍手術が多く行われています。
膀胱がんや前立腺がん、前立腺肥大症の手術症例も多く、手術は侵襲性の低い経尿道的手術を
多く行っています。

眼科
診療科コード 診療科名 Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢
230 眼科 K2821ロ 水晶体再建術（眼内レンズを挿入）（その他） 204 1.02 1.06 0.00 75.03
230 眼科 K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術（網膜付着組織を含む） 31 1.00 6.52 0.00 68.81
230 眼科 K2682 緑内障手術（流出路再建術） 12 1.00 7.00 0.00 73.83
230 眼科 K2684 緑内障手術（緑内障治療用インプラント挿入術）（プレートなし） ‐ ‐ ‐ ‐ ‐
230 眼科 K2821イ 水晶体再建術（眼内レンズを挿入）（縫着レンズ挿入） ‐ ‐ ‐ ‐ ‐
手術別患者数は、多い順に白内障手術・網膜硝子体手術・緑内障手術となっています。

産婦人科
診療科コード 診療科名 Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢
220 産婦人科 K9091ロ 流産手術（妊娠１１週まで）（その他） 53 0.00 0.00 0.00 33.19
220 産婦人科 K8982 帝王切開術（選択帝王切開） 49 2.16 6.06 0.00 34.35
220 産婦人科 K877 子宮全摘術 46 1.00 8.11 0.00 50.57
220 産婦人科 K867 子宮頸部（腟部）切除術 38 1.00 1.00 0.00 40.79
220 産婦人科 K8882 子宮附属器腫瘍摘出術（両側）（腹腔鏡） 38 1.00 5.13 0.00 37.05
産科では母子の安全を守りつつできるだけ"自然のお産"を目指しており、吸引娩出術や帝王切開術などを多く行っており、ハイリスクの出産に対応しています。婦人科では子宮や卵巣の良性・悪性疾患に対して低侵襲手術(膣式手術・腹腔鏡下手術等)の手術を多く行っています。

耳鼻咽喉科
診療科コード 診療科名 Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢
240 耳鼻咽喉科 K3772 口蓋扁桃手術（摘出） 37 1.00 5.89 0.00 29.41
240 耳鼻咽喉科 K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術３型（選択的（複数洞）副鼻腔手術） 23 0.91 5.74 0.00 54.91
240 耳鼻咽喉科 K370 アデノイド切除術 21 1.00 3.95 0.00 6.76
240 耳鼻咽喉科 K340-6 内視鏡下鼻・副鼻腔手術４型（汎副鼻腔手術） 20 0.95 6.25 0.00 53.10
240 耳鼻咽喉科 K368 扁桃周囲膿瘍切開術 14 0.07 5.14 0.00 38.21
慢性副鼻腔炎に対する内視鏡的手術や慢性扁桃炎に対して行う手術を多く行っています。

7.その他（ＤＩＣ、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 ‐ ‐
130100 異なる 16 0.17%
180010 敗血症 同一 44 0.46%
180010 異なる 45 0.47%
180035 その他の真菌感染症 同一 ‐ ‐
180035 異なる ‐ ‐
180040 手術・処置等の合併症 同一 61 0.63%
180040 異なる ‐ ‐
         
医療の質の改善に資するため、臨床上ゼロにはなり得ないものの少しでも改善すべきものとして播種性血管内凝固症候群、敗血症、その他の真菌症、手術・処置の合併症について、入院契機病名（入院のきっかけとなった傷病名）の同一性の有無を区分して対象患者数と発症率を示したものです。
※発生率は、退院患者総数（11,011名）のうち該当するDPCで入院費の請求となった患者さんの割合です。

【播種性血管内凝固症候群とは】
  本来出血箇所のみで生じるべき血液凝固反応が、全身の血管内で無秩序に起こる症候群です。早期診断と早期治療が求められる重篤な状態です。入院後に発症している場合が多く、感染症が重症化するケースや基礎疾患が影響していることが多いと考えられます。

【敗血症とは】
  病原体が全身へ波及したもので非常に重篤な状態です。無治療ではショック、DIC、多臓器不全などから早晩死に至る疾患です。高齢の患者さんが肺炎や腎盂腎炎などの感染症を重篤化し発症する症例が多いです。また、術後や悪性腫瘍で化学療法によって免疫力が低下して合併する場合もあります。治療には、人工呼吸管理、持続緩徐式血液濾過、吸着式血液浄化法などの集中治療を必要とすることがあり、DPCでは高額な点数が設定されています。
【手術・処置などの合併症とは】
手術や処置などにより一定割合で発生してしまう病態です。術後出血や創部感染などが挙げられますが、合併症はどのような術式でもどのような患者さんでも一定の確率で起こり得るもので、医療ミスとは異なります。当院では、透析シャント狭窄による手術のための入院が多いです。

【真菌症とは】
 真菌（カビ）が種々の臓器に定着することに起因する感染症です。

 【手術・処置などの合併症とは】
  手術や処置などにより一定割合で発生してしまう病態です。術後出血や創部感染などが挙げられますが、合併症はどのような術式でもどのような患者さんでも一定の確率で起こり得るもので、医療ミスとは異なります。当院では、透析シャント狭窄による手術のための入院が多いです。

更新履歴
2019/09/30
機能評価係数２の保険診療指数における「病院情報」を公開しました。
 
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